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大谷翔平が「スポーツ界の顔」に選出されず“論争”も勃発…“大谷派”キャスターの熱弁「この世界で誰が、彼より優れているだろうか」

posted2021/12/23 17:04

 
大谷翔平が「スポーツ界の顔」に選出されず“論争”も勃発…“大谷派”キャスターの熱弁「この世界で誰が、彼より優れているだろうか」<Number Web> photograph by Getty Images

コミッショナー特別表彰を受賞した際の大谷翔平。今季はこのほかリーグMVPなど、多くの賞を受賞した

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斎藤庸裕

斎藤庸裕Nobuhiro Saito

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 2021年シーズンのオフは、エンゼルス大谷翔平投手(27)の表彰ラッシュとなった。11月18日(日本時間19日)、最も注目された全米野球記者協会(BBWAA)の投票によるリーグMVPを、満票で文句なしの受賞。その後、29日(同30日)にはDH(指名打者)最強の称号「エドガー・マルティネス賞」を初めて受賞した。ベーブ・ルース以来、100年ぶりの二刀流としてシーズンを完走。メジャーを代表する選手に成長しただけでなく、野球界全体の顔となった。

 一方で、「スポーツ界の顔」には選出されなかった。12月7日(同8日)、米大手スポーツ雑誌のスポーツ・イラストレイテッドが選出する「スポーツパーソン・オブ・ザ・イヤー」が発表され、NFL(プロフットボール)のスター選手でバッカニアーズのトム・ブレイディ(44)が選ばれた。大谷は候補に挙がっていたが落選。全米が注目するビッグイベント、2月のスーパーボウルを制し、5度目の同大会MVPに選出されたブレイディが、今年のスポーツ界の顔だった。

 MLB、NFL、NBA(プロバスケットボール)、NHL(プロアイスホッケー)が米4大スポーツとされるが、中でもNFLが圧倒的人気を誇る。ブレイディは当時43歳で、自身が持っていた史上最年長MVPの記録を更新し、弱小だったバッカニアーズを頂点に導いた。また、スーパーボウルは毎年、中立地で行われるが、今年は偶然にもバッカニアーズの本拠地フロリダ州タンパで行われた。歴史的な一戦でMVPを獲得したレジェンドの偉業に全米が沸いた。その功績が、「スポーツパーソン・オブ・ザ・イヤー」として認められた形だ。

あのバーランダーの弟が異論

 しかし、この結果に異を唱える声が上がった。FOXスポーツのアナリストで、アストロズのジャスティン・バーランダー投手(38)の弟、ベン・バーランダー氏はツイッターで、「同意しない。ショウヘイ・オオタニが唯一、ふさわしい」とつづった。

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