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杉谷拳士が涙した“お兄ちゃん”斎藤佑樹の引退報告「体がボロボロなのは知っていた」「この人は神様なんじゃないか、と」 

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石井宏美

石井宏美Hiromi Ishii

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photograph bySankei Shimbun

posted2021/12/04 11:04

杉谷拳士が涙した“お兄ちゃん”斎藤佑樹の引退報告「体がボロボロなのは知っていた」「この人は神様なんじゃないか、と」<Number Web> photograph by Sankei Shimbun

兄のように慕ってきた斎藤佑樹の引退に涙したという杉谷。近くで見てきたからこそ、その凄さを実感している

――あらためて2022シーズンの杉谷選手のテーマを聞かせてください。

杉谷 新庄さんも怪我をしたら一般人だと言っていましたが、本当にその通り。だからこそ、このオフに強い体を作り上げて、1年間戦える強靭な体を作っていきたいと思います。今年は数字ばかりを追い求めて自分のバッティングを見失い、「このままだと野球を辞めないといけない」と考えるほど苦しいシーズンに陥ってしまったので、ヒット何本打ちますとか何盗塁しますと数字的な設定は行わず、まずは最低限、1年間強い体と気持ちで戦うことをテーマに掲げたいと思っています。

――栗山前監督、そして斎藤佑樹さんがチームを去り、お二人も杉谷選手の今後に期待していると思います。ぜひ、いい報告を。

杉谷 この11年間、栗山さんから多くの言葉をかけていただき、そして佑樹さんの背中、生き様を見て学ばせてもらいました。今度は僕がファイターズ、そして若手にどれだけ“杉谷拳士”という存在を見せられるかが重要だと思っています。1年でも長く野球を続けたい。それに一生、ギラギラした姿を見せていきたい。「おい、拳士さん、いつ辞めるんだ? あのおじさん、しぶといな」と言われるぐらい、だれよりもギラギラしていきます!

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「パパのようで、ブラザーみたいな存在」日本ハム杉谷拳士が明かす栗山英樹監督との“11年間”で見つけた「自分らしさ」

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