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「盟主」の名が虚しく響く、ヤンキース、12年連続のV逸。

posted2021/10/29 07:00

 
「盟主」の名が虚しく響く、ヤンキース、12年連続のV逸。<Number Web> photograph by Getty Images

10月5日のWCゲーム、3回途中3失点でブーン監督(中央)から交代を告げられるゲリット・コール(右から2番目)

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四竈衛

四竈衛Mamoru Shikama

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 メジャー史上最多となる27回のワールドシリーズ(WS)制覇の歴史を持つヤンキースが、ワイルドカード(WC)ゲームでレッドソックスに敗れ、'09年以来となるWS出場を今季も逃した。ドジャースに次ぐMLB2位の選手総年俸を費やしながら、同26位で地区優勝を飾ったレイズの後塵を拝し、ポストシーズン(PS)では早々と姿を消した。

 今季は、開幕直後から不安定な戦いが続いた。4月を借金2と開幕ダッシュに失敗し、その後もレイズやレッドソックスを追う展開が続いた。8月に21勝8敗と巻き返し、辛くもプレーオフ争いの圏内に入ったものの、5月以降は一度も首位に立つことなく、公式戦162試合目でWCに滑り込むのがやっとだった。

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