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《現役引退》誰よりも批判されたFA投手・大竹寛が、「誰よりも長く巨人軍で生き残ったFA投手」になれた理由 

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中溝康隆

中溝康隆Yasutaka Nakamizo

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photograph byKyodo News

posted2021/10/24 17:00

《現役引退》誰よりも批判されたFA投手・大竹寛が、「誰よりも長く巨人軍で生き残ったFA投手」になれた理由<Number Web> photograph by Kyodo News

2020年はリリーフとして29試合に登板して防御率2.59、1勝2敗16ホールドを記録。リーグ優勝に大きく貢献した

7シーズン目はFA投手の中で最長タイ。

 18歳でプロ入りして、生まれ育った埼玉から広島へ単身飛び、チーム事情に合わせ先発や抑えを経験し、誰に何を言われようが、己の腕一本を頼りに今は花の都・大東京で中継ぎの仕事を黙々とこなしている。大竹のそういう生き方は心から恰好いいなと思う。あのFA移籍が成功だったかなんて、そんなことはもうどうでもいいのだ。

 NPB通算357登板は今のチーム投手陣で1位。気が付けば、在籍7シーズン目は、巨人へFA移籍してきた投手では工藤公康や杉内俊哉と並び最長タイだ。恐らく、今季の貢献度を考えると、大竹は来季も巨人で自身8シーズン目を迎える可能性が高いだろう。

 大竹寛、37歳。誰よりも批判されてきたFA投手は、誰よりも長く、巨人軍で生き残ろうとしている。

 See you baseball freak……

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