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上野由岐子39歳が号泣「またソフトボールはなくなってしまいますが…」13年越しの金メダル連覇 解説の宇津木妙子氏も「おーいよくやったー!」〈東京五輪〉

posted2021/07/28 06:00

 
上野由岐子39歳が号泣「またソフトボールはなくなってしまいますが…」13年越しの金メダル連覇 解説の宇津木妙子氏も「おーいよくやったー!」〈東京五輪〉<Number Web> photograph by Yuichi Masuda/Getty Images

13年越しの連覇を果たしたソフトボール日本代表

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NumberWeb編集部

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 東京五輪のソフトボールは27日、決勝戦が行われ、日本がアメリカに2-0で勝利し、金メダルを獲得。上野由岐子(39)は無失点の好投を見せ、13年越しの連覇に涙を見せた。

 前日の試合ではアメリカに1-2で敗れたものの、藤田倭が先発で好投するなど上野と後藤希友の2枚看板を“温存”することができた。迎えた決勝戦、先発マウンドを託されたのは上野。初回こそ1死から三塁打を許しいきなり先制のピンチを迎えたものの、続く打者の振り逃げの間に本塁突入したランナーをアウトにして、得点を許さなかった。

 その後は日本、アメリカともにゼロが行進する緊迫した展開の中で、日本は4回に迎えた2死一、三塁のチャンスに渥美万奈が執念のセカンド内野安打を放ち、1点をもぎ取る。5回にはリリーフ登板したサウスポーのアボットから藤田が値千金のタイムリーヒットを放ち、2点のリードを奪った。

 これを5回まで上野が無失点で抑えると、6回無死一塁からは今大会で好リリーフを続ける20歳左腕の後藤が登板。1死一、二塁のピンチで相手の放った打球をサードの山本優がはじいたものの、これをショートの渥美がダイレクトでつかんでダブルプレーに切ってとるスーパープレーでアメリカに流れを渡さなかった。

 最終回は「リエントリー」で再び大黒柱・上野がマウンドに立つと、圧倒的な存在感でアメリカ打線を3人で抑え込んだ。北京五輪決勝アメリカ戦の3-1に続く、13年越しの連覇で宇津木麗華監督と上野は抱き合い号泣した。そして解説の宇津木妙子氏が「おーいよくやったー!がんばったぞー!」と選手たちに直に声をかける場面もあった。

 後藤と上野は試合後、松岡修造氏らが聞き手を務めたフラッシュインタビューで以下のように語った。

「最高にうれしいです。決勝はこういう試合になると分かっていたので、緊迫したところで出番が回ってくるかなと思っていましたが、本当にそういう場面で回ってきたので、この1試合ですごくいい経験をすることができました。今後のソフトボール人生において自分自身が成長していけるように今日の経験を生かしてやっていきたいです」(後藤)

【次ページ】 「またソフトボール競技はなくなってしまいますけど」

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