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小林亜星が中日に贈った“幻の応援歌”はなぜ忘れ去られたのか 「獅子」の名曲だけではなかった球界とのつながり 

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小西斗真

小西斗真Toma Konishi

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photograph byKyodo News

posted2021/06/16 06:00

小林亜星が中日に贈った“幻の応援歌”はなぜ忘れ去られたのか 「獅子」の名曲だけではなかった球界とのつながり<Number Web> photograph by Kyodo News

小林亜星の応援歌が響いていた1999年、星野仙一監督率いる中日は11年ぶりにリーグ優勝を遂げた

「幻の応援歌」はどんな存在だったのだろう

 今回、亜星さんの訃報に接し、久々に「嵐の英雄」を聞いてみた。自然にメロディは出てきたし、歌うこともできた。やはり名曲の要素は備えていたのだ。数千曲を作ったと言われる亜星さんにとって、この「幻の応援歌」はどんな存在だったのだろうか。失敗作だったのか、それともできは良かったのに、世間に伝わらなかった名曲だったのか。

 そもそも「家なんてつくと偉そうに思えるから」と作曲家という肩書きを好きではなかったとも聞く。頑固だけど情けに篤い親父に戻って、先に逝った西城秀樹さんと、天国でけんかをしているのだろうか。そういえばヒデキの役名は「周平」だったっけ……。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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