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【ダービー】「何かやんなきゃまずいかなと」安藤勝己がキングカメハメハで初制覇したとき感じたこととは?
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph bySankei Shimbun
posted2021/05/25 11:45
2004年のダービーを制したキングカメハメハと安藤勝己
「何かを感じるとしたら、騎手を引退したあとかなあ」
<名言3>
何かを感じるとしたら、騎手を引退したあとかなあ。辞めたときに、ダービーのすごさ、自分の勝ったことの重さを思い出すんじゃないだろうか。
(安藤勝己/604号 2004年6月10日発売)
◇解説◇
キングカメハメハでレコードを叩き出してのダービー制覇にも実感が湧いてこないという安藤。
ダービー直後の取材などで「実感が湧いてきたか」と問われても「まだまだ」とか「明日の新聞を見てから」などとと答えていたが、Numberが改めて取材した時点でも同じ状態だった。
「現役のうちは、ダービーのあともすぐレースがある。レースが来れば、今度はどうやって勝たせようかと考える。考えることはダービーも、未勝利戦も、そう変りはないんじゃないかな」
競馬場に夫人を呼んだことはあまりない安藤だったが、ダービー当日は夫人が東京競馬場に応援にかけつけていた。夫人は、キングカメハメハの6枠にちなんで、爪を緑のマニキェアで塗って、勝利を祈っていたという。