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阪神・藤浪晋太郎の “数字的な欠点3つ”を吹き飛ばすポテンシャル… 復活要因は9回打ち切り?【週刊セパ記録】 

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広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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posted2021/04/20 06:00

阪神・藤浪晋太郎の “数字的な欠点3つ”を吹き飛ばすポテンシャル… 復活要因は9回打ち切り?【週刊セパ記録】<Number Web> photograph by JIJI PRESS

開幕投手を任された藤浪晋太郎(左)は、今季ここまで防御率1点台をマークしている

佐藤輝明が上回る“ブライアントの三振ペース”

〇セ・リーグ
打撃
梶谷隆幸(巨) 22打10安1本7点2盗 率.454 RC6.96
山田哲人(ヤ) 18打7安3本6点 率.389 RC6.91
松原聖弥(巨) 25打10安1本4点 率.400 RC5.40
村上宗隆(ヤ) 17打5安2本5点 率.294 RC4.614
坂本勇人(巨) 23打7安1本3点 率.304 RC4.609

 巨人にFA移籍した梶谷は、開幕から不振が続いていたが4月13日の中日戦で初めてマルチ安打(2安打)すると、そこから6試合で10安打。2盗塁もリーグ最多。もともと当たりだすと止まらないタイプだが、ようやくエンジンがかかってきた。同じ巨人の松原は育成枠から這い上がり、リードオフマンとして定着しつつある。

 驚異の新人としてデビューしたDeNAの牧秀悟だが、オースティン、ソトの復帰に伴い3番一塁から2番もしくは5番二塁に。2本塁打こそ出たが今週の打率は.208と下落。踏ん張ることができるか。

 同じ新人の阪神、佐藤輝明は今週4三振、通算では両リーグダントツの30三振。NPB記録の204三振(1993年近鉄ブライアント)をはるかに上回るペース。

西と秋山も好投、菅野が完封で初勝利

投手
菅野智之(巨) 1登1勝9回 率0.00 PR3.22
西勇輝(神) 1登1勝8回 率0.00 PR2.856
柳裕也(中) 1登1勝8回 率0.00 PR2.86
秋山拓巳(神) 1登1勝7回 率0.00 PR2.50
スアレス(ヤ)1登1勝6回 率0.00 PR2.14

 菅野智之が完封で今季初勝利。先発投手陣が不安定なヤクルトはスアレスが3度目の登板で6回零封の好投。現役最多173勝の石川雅規は4月16日の阪神戦で今季初先発、5回自責点2と好投したものの負け投手になった。

 救援では広島の栗林良吏が今週も2試合無失点で1セーブ。9登板で被安打わずか2、まだ無失点でリーグトップの6セーブと高い安定感を見せている。

【次ページ】 藤浪の“3つの欠点”と"異能の投手"なワケ

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