昨年、11回の先発登板でのイニングごとの失点を見ると以下の通りだ。

1回 7点/11回
2回 5点/11回
3回 7点/11回
4回 3点/11回
5回 8点/9回
6回 9点/6回
7回 4点/3回
8回 0点/1回

　昨年の藤浪の先発での防御率は4.43と良くない。早い回から失点しているが、特に6回を過ぎるとイニング数を上回る失点をするようになる。

「藤浪は阪神のエースやから、完投、完封せなあかん」と言われてきたが、せっかく5、6回あたりまで白星の権利を持っていても、そこから崩れて負け投手になるケースが往々にしてあったのだ。

　救援投手としては昨年の藤浪は13試合に投げ1敗7ホールド、防御率2.35と優秀な成績を挙げた。

　要するに短いイニングなら、藤浪は素晴らしいパフォーマンスを見せる投手なのだ。

　特別ルールで9回で打ち切りとなる今季は、救援投手に余裕があるので、各チームは先発投手を早めに引き上げる傾向にある。これは藤浪には朗報だろう。今季はぜひ2ケタ勝利を挙げて復活してほしい。

13～15年にマークした以来の2ケタ勝利なるか©Hideki Sugiyama

広島・菊池が巨人・岡本より先に100本塁打

＜達成記録＞
・100本塁打
菊池涼介（広）4月16日中日戦 史上299人目
開幕前の時点では95本、巨人の岡本和真は96本。岡本の方が早いと思われたが、現在首位打者、打撃開眼した感のある菊池が先に達成した。

・400二塁打
福留孝介（中）4月18日広島戦 史上13人目

＜記録予報＞
・1000試合
あと4 松山竜平（広） これまで509人

・1500試合
あと1 坂口智隆（ヤ） これまで195人

・100本塁打
あと1 亀井善行（巨） これまで299人  
あと3 岡本和真（巨） これまで299人

・150本塁打
あと2 鈴木誠也（広） これまで176人

・300盗塁
あと1 糸井嘉男（神） これまで29人

・300犠打
あと6 菊池涼介（広） これまで7人

・100勝
あと1 田中将大（楽）これまで138人
4月17日の日本ハム戦、勝てば100勝だったが負け投手に。国内公式戦の連勝記録も「28」でストップした。

あと3 西勇輝（神）これまで138人

・150勝
あと3 涌井秀章（楽）これまで48人

・150セーブ
あと4 松井裕樹（楽） これまで15人

・1000投球回
あと1.2回 野上亮磨（巨） これまで357人

・1500奪三振
あと2 能見篤史（オ） これまで56人

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