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大谷翔平の“豪快ホームラン+7K”にMLB公式「我々は歴史を目の当たりに」と絶賛… リアル二刀流の高すぎる志 

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photograph byUSA TODAY Sports/Reuters/AFLO

posted2021/04/05 17:01

大谷翔平の“豪快ホームラン+7K”にMLB公式「我々は歴史を目の当たりに」と絶賛… リアル二刀流の高すぎる志<Number Web> photograph by USA TODAY Sports/Reuters/AFLO

メジャー初の“リアル二刀流”で第2号本塁打を放った大谷

「ショウヘイは何でもやりのけてしまう」

 しかし勝利投手の権利を得られる5回には二死満塁から三振を奪ったものの、振り逃げからの守備の乱れによって3-3の同点とされ、なおかつ本塁上のクロスプレーで走者と交錯。1050日ぶりの白星に向けて7つの三振を奪うなど好投を続けてきたが、不運な降板となった(負傷は大事には至らなかった模様だ)。

 投打両面にわたる奮闘にはMLB公式Twitterも「我々は歴史を目の当たりにしている」、「ショウヘイは何でもやりのけてしまう」と絶賛の嵐だった。メジャーデビューで新人王を獲得した2018年にも全米を沸かせた大谷。2021年はさらに違う次元で熱狂を巻き起こすかもしれない。

日本ハム時代の“1番・投手”先制弾での秘話とは

<名言2>
どのくらい打ちたいとか、いくつ勝ちたいとか、そういう気持ちはまったくありません。
(大谷翔平/Number1000号 2020年3月26日発売)

◇解説◇

 大谷は数字に興味がない。1年1年積み重ねた成績は何を残せたのかという指標にはなるが、それを目標にプレーしているわけではないと、はっきりと口にした。

「全部できるようになったらおもしろいなという、その感じがいいんです。子どもの頃と一緒なんですよ」

 大谷を突き動かすのは、ホームランを打ちたい、あのフェンスを越えられるようになりたい、速いボールを投げたい、そんな子どもの頃から変わらない純粋な向上心だ。それを達成した時に得ることができる、嬉しい感覚と高い志――。それが、メジャーでも特異な存在感を放っている理由の1つである。

<名言3>
なるべく立ち上がりに疲れないよう、ゆっくり回りました。
(大谷翔平/Number906号 2016年7月14日発売)

◇解説◇

 2016年7月3日、ソフトバンク対日本ハム。ビジョンに「1番 大谷」と表示されると、球場がどよめいた。先発で投げる大谷のDH解除はこれまでにもあったが、1番を打つのは初めてのことだった。

 そして1回表の打席に立った大谷は、中田賢一の初球、124kmのスライダーを右中間のスタンドへ放り込んだ。プレイボールからわずか5秒後のホームラン。王者ソフトバンクとのマッチレースに持ち込んだ原動力は、間違いなく二刀流の若武者だった。

 そんな驚愕の一撃とともに、先発ピッチャーとしてゲームを作るために、ダイヤモンドを1周するペースまで考えていたというのだから――身体能力だけでなく、頭脳でも大谷翔平の非凡さが見て取れるのだ。

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