盗塁部門で目立つ新興大学出身者

＜大学別盗塁数ランキング＞
関西学院大【関西学生】50盗塁
　近本光司（神）31盗塁、荻野貴司（ロ）19盗塁
東農大北海道【北海道】50盗塁
　周東佑京(ソ）50盗塁、玉井大翔（日）ら4人0盗塁
近畿大【関西学生】42盗塁
　増田大輝（巨）23盗塁(中退)、小深田大翔（楽）17盗塁
明治大【東京六】39盗塁
　福田周平(オ）13盗塁、岡大海（ロ）7盗塁
立命館大【関西学生】28盗塁
　金子侑司（西）14盗塁、辰己涼介（楽）11盗塁
早稲田大【東京六】24盗塁
　茂木栄五郎（楽）8盗塁、中村奨吾（ロ）6盗塁
富士大【北東北】21盗塁
　外崎修汰（西）21盗塁、山川穂高（西）ら3人0盗塁
上武大【関甲新】21盗塁
　安達了一(オ）15盗塁、加藤翔平（ロ）3盗塁、島田海吏（神）3盗塁
駒沢大【東都】19盗塁
　大島洋平（中）16盗塁、江越大賀（神）3盗塁
愛知学院大【愛知大学】 18盗塁
　源田壮亮（西）18盗塁、浦野博司（日）0盗塁

　高校と同様、盗塁になるとがらっと顔ぶれが変わってくる。1位タイの関西学院大は阪神の近本が2年連続盗塁王。ロッテの荻野も通算220盗塁をマークしている。

　そして東農大北海道は、韋駄天周東の登場で、1位タイに。この大学出身選手は2020年時点で7人いるが、周東以外はすべて投手だ。

　盗塁分野では、いわゆる老舗、名門大学に交じって、富士大、上武大、愛知学院大と新興大学の台頭も目立っている。

打率1位は吉田正尚らの出身校の……

＜500打席以上の打率ランキング／代表的な選手＞
青山学院大【東都】打率.296
　吉田正尚(オ）率.350、杉本裕太郎(オ）率.268
関西学院大【関西学生】打率.292
　近本光司（神）率.293、荻野貴司（ロ）率.291
九州国際大【九州六】打率.274
　松山竜平（広）率.277、川島慶三(ソ）率.263
中京学院大【東海地区】打率.273
　吉川尚輝（巨）率.274、菊池涼介（広）率.271
駒沢大【東都】打率.271
　大島洋平（中）率.316、戸柱恭孝（De）率.212
愛知学院大【愛知大学】打率.270
　源田壮亮（西）率.270、浦野博司（日）率.000
早稲田大【東京六】打率.268
　青木宣親（ヤ）率.317、重信慎之介（巨）率.256
白鴎大【関甲新】打率.265
　大山悠輔（神）率.288、髙谷裕亮(ソ）率.250
明治大【東京六】打率.263
　佐野恵太（De）率.328、島内宏明（楽）率.281
近畿大【関西六】打率.260
　小深田大翔（楽）率.288、糸井嘉男（神）率.268

　一時は4割に迫るかという打棒を見せたオリックス吉田正尚を輩出した青山学院大が1位、続いて関西学院大、3位には広島の松山、ソフトバンクの川島と渋い野手がいる九州国際大が入った。

　高校時代にすでに注目された選手の多くは、そのままプロ入りする。大学に進む選手の中には入学当初から注目される選手もいるが、入学後、頭角を現す選手も多い。

　ノンブランドの大学から好選手が出る背景には、そうした事情があるといえるだろう。

（大学投手編に続く。関連記事からもご覧になれます）

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