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破産で4部降格から9年、30戦無敗&わずか9失点… ジェラードがレンジャーズで名将化【リバプール帰還なるか】
posted2021/02/27 17:01
text by
三重野翔大Shodai Mieno
photograph by
Getty Images
24日、スコティッシュ・プレミアシップのセルティックはニール・レノン監督が辞任すると発表した。
ELではわずか1勝しか挙げられずグループステージ最下位に終わるなど今季の成績は芳しくなく、先日格下のロス・カウンティに敗れたことが決め手となったようだ。
中村俊輔ともプレーした現役時代はもちろん、監督としても2度の在任期間で5回のリーグ制覇を成し遂げるなど、クラブに残した功績は大きい。
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それに現在のリーグ戦の順位は2位。普通なら辞任に追い込まれるような順位ではないはずだ。
なぜなのか?英『BBC』がつけた見出しはこうだ。
――セルティックのニール・レノン監督がレンジャーズと勝ち点差18で辞任――
そう、レンジャーズが強すぎるのだ。
圧倒的2強体制、近年はセルティック優勢だったが
元来、スコットランドのリーグはレンジャーズとセルティックの圧倒的2強だ。
優勝回数はレンジャーズが54回、セルティックが51回。直近でこの2クラブ以外にリーグを制したのは1984-85シーズンのアバディーンで、それはもう26シーズンも前のことになる。ちなみにこのアバディーンの優勝回数4回が、2強以外での最多タイなのだ。
シーズンに4度、グラスゴーに本拠を構える2クラブが直接顔を合わせる「オールドファーム」を制することが、いわばそのシーズンの優勝を意味するようなリーグだ。
勢力図に変化が起きたのは2012年2月。レンジャーズが裁判所に破産申請を行い、その制裁的な形で12-13シーズンに4部へと降格した。
レンジャーズが下部リーグの小さなスタジアムを毎週のように満員にする一方で、1部は完全にセルティック優勝の「出来レース」状態に。ライバルの破産前を含めて現在9連覇中だ。
今季のスコティッシュ・プレミアシップでは何が起きているのか。