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大坂なおみの写真削除、ジョコに「かっこつけの馬鹿」批判… なぜ全豪は開催前から“大炎上”なのか
posted2021/01/25 17:02
text by
山口奈緒美Naomi Yamaguchi
photograph by
Getty Images
先週、大坂なおみがSNSに投稿したある写真が削除された。
大坂は、29日にオーストラリアのアデレードで開催されるエキシビションイベントに出場するため現地入りしており、写真はコーチやトレーナーらチームスタッフとともに5人で撮られたものだった。シーズンの開幕に向けて順調そうなチームの笑顔の写真は、本来何の問題もないはずだが、これが一部の選手たちから強い反発を受けたというのだ。
アデレードでのイベントに出場するのは、男女のトッププレーヤー8人。女子は大坂のほかセリーナ・ウィリアムズ、アシュリー・バーティ、シモナ・ハレプ、男子はノバク・ジョコビッチ、ラファエル・ナダル、ドミニク・ティームのトップ3に、若手有望株のヤニク・シンネルが加わった豪華な顔ぶれである。
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彼らは、オーストラリアへの入国者全員に義務付けられている2週間の検疫期間をそのアデレードで過ごし、エキシビションに参加してから、全豪オープンが2月8日から開催されるメルボルンへ移動する。
メルボルン組の72選手が屋内待機に
このアデレード組を除き、全豪オープン及びその前哨戦に出場する選手やその関係者たちは、すでにメルボルンに入っている。大会側が用意したチャーター機に乗り、今月14日から入国したのはアデレード組と同じだが、大坂が元気に練習する姿を公開した頃、メルボルンは想定以上の混乱状況に陥っていた。
選手とそのチームスタッフを合わせて50人弱のアデレード組に対して、メルボルンの空港では世界7都市からのチャーター機15便に分かれて約1200人が入国。そのうち、ロサンゼルス、アブダビ、ドーハ発の3便から、ホテル到着後の検査で複数の新型コロナ陽性者が出たのだ。同じ便に乗っていた者全員に、14日間一歩たりとも部屋の外に出てはいけないことが通達された。そこには72人もの選手が含まれている。
1日5時間以内の練習ができない!
他の選手たちとの最大の違いは、1日5時間以内の練習ができないことだ。