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チャンピオンズカップをチュウワウィザードが制す! 「砂の絶対王者」クリソベリル、“国内初敗戦”の原因は?
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byPhotostud
posted2020/12/07 11:50
4度目の直接対決で初めてクリソベリルを下した戸崎圭太騎乗のチュウワウィザード(右)
クリソベリルもこのままでは終わらない
チュウワウィザードにとって、これが嬉しいJRA・GI初勝利。交流競走を含めると、GI3勝目であった。4度目の直接対決で、初めてクリソベリルを下した。
チュウワウィザードも11番という外目の枠からのスタートだった。つまり、ふた桁馬番の馬として初めてチャンピオンズカップで勝利をもぎ取ったのだ。
単にマークがハマっただけではなく強いから勝ったのだということを、その事実が示している。通算18戦10勝2着3回3着4回。4着だった昨年のチャンピオンズカップ以外はすべて馬券圏内という、きわめて高いレベルで安定した走りを見せつづけている。
来年はサウジカップやドバイワールドカップなども視野に入ってくる。クリソベリルもこのままでは終わらないだろう。ダート界の覇権争いが、ますます面白くなってきた。