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ミケルソンがウッズに過激な挑戦状。
NFLスターを巻き込んだ愉快な騒動。
text by
舩越園子Sonoko Funakoshi
photograph byAFLO
posted2020/05/22 18:00
アメリカゴルフ界の2大スターであり続けてきたミケルソンとウッズ。彼らの絆は深い。
「この3日間は毎日36ホール回った」
ミケルソンの考え方は、きわめてポジティブだが、その前向きさは、しっかりとした自信と手ごたえに裏打ちされている。
コロナ禍で米ツアーが休止となった3月半ば以降、ミケルソンは試合にこそ出ていないものの、「この2週間は、たくさん練習した。この3日間は毎日36ホール回った。調子はとてもいい。試合ではプレーしていないけど、ゴルフそのものの状態はとてもいい。だから勝てる気がしている。きっと行ける。きっと勝てると思っている」
大会3日前の21日に現地入りして準備万端でマッチに臨むつもりだとミケルソンは、さらに意気込んでいる。
ミケルソンがウッズに勝った2年前。
そういえば、ウッズとミケルソンの一騎打ち「ザ・マッチ」が初開催された2年前も、下馬評はウッズ勝利だったが、ミケルソンは粘りに粘り、22ホール目で勝利して9ミリオンの賞金を総取りした「過去」がある。
ステイ・ポジティブとネバー・ギブアップ。これさえあれば、予想を覆して勝利することができる――ミケルソンがそんなお手本を示してくれたら、コロナ禍で苦しんでいる人々にとって、何よりの励みになりそうである。