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<プレイボールを待ちながら>
秋山翔吾「職業・野球人として納得したい」
posted2020/05/08 08:00
![<プレイボールを待ちながら>秋山翔吾「職業・野球人として納得したい」<Number Web> photograph by Yukihito Taguchi](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/c/b/1500wm/img_cb62632b92244783eec17291ca5709d0253916.jpg)
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![市川忍](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/6/3/-/img_63c0172edf1a3eec5d5017836b5eb9301895.jpg)
市川忍Shinobu Ichikawa
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Yukihito Taguchi
今、僕ができるのはキャッチボールとティーバッティングのみです。フリー打撃や、ノックを受けるなどの「野球に必要な練習」は、まだできないのが現状です。そんな限られた状況の中で心がけているのは、コンディショニングですね。オフの期間には重いウエイトを持つトレーニングをする時期もあるのですが、今はそういった追い込むトレーニングではなく、調整のためのトレーニングを続けています。現時点ではいつシーズンが開幕するかわからないので、開幕から逆算してメニューを考えてきた、これまでの計画が通用しません。トレーナーからも「今はまだ体にキレを出す時期ではない」と言われているので、その指示通りにトレーニングをしています。トレーナーに任せて、いろいろと考えてメニューを作ってもらっている状況です。
そう考えると、野球を始めてから今日まで、今ほど「自分を律しなくてもいい時期」は経験がないとも言えます。現時点で開幕が1カ月以上遅れていることを考えれば、1シーズンの試合数は減ると予想できます。アメリカでの全160数試合はまだ経験したことがありませんが、日本のトータルの試合数で必要な体力を考えると、「そこまで頑張って練習をしなくても、100試合くらいなら何とか乗り切れるんじゃないか」と、どこかで油断してしまいそうになる。そんな状況で、「どうやって自分を律していくか」ということに気を付けています。なんとか自分を律することができているのは、メジャー1年目、やるからには結果を出したいと思っているからです。このような状況の中でも、いかに目的を失わずにやっていけるかという自分との戦いですね。
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