JRA職員の気持ちを慮ってほしい。

　今回の新型コロナウイルスは、もはや誰にでも感染する可能性がある。感染してしまった人を悪者として扱うのはどう考えても間違っている。むしろJRAを含めた彼等も被害者であり、この緊急事態には皆で力を合わせて協力していかなければいけないのに「謝罪しろ」とは判断力の欠如もよいところ。

　質問したのが誰かは分からないが、彼が風邪をひいたとして、他社の人間から「謝れ」と言われたら納得出来るのだろうか？

　と、ここまで記したが個人的な批判をしても仕方ない。騒動はまだまだ収束しそうにない現在、私達に出来るのは何が正しく何が間違っているのか、しっかりと判断した上で行動する事。見当違いの事を発信しないよう、私自身も気を引き締めて注意していかなければいけないと考えている。

リアアメリア、レシステンシアは？

　さて、こうして何とか開催出来そうな今週末の桜花賞は、群雄割拠といえる好メンバーが揃い、面白い一戦となりそうだ。

　今回はその中から注目を浴びそうな馬を何頭か紹介したい。

　まずは昨年の阪神ジュベナイルF（GI）以来のぶっつけとなるリアアメリア（栗東・中内田充正厩舎）。新馬、アルテミスS（GIII）と豪快な末脚を炸裂させて連勝。阪神ジュベナイルFでは単勝1.8倍の圧倒的1番人気に支持された。

　しかし、当日は前が残る速い馬場状態だった事も影響し、過去2戦で見せた追い込みは不発。後方から差をつめたものの勝ち馬からは1.5秒も離される6着に沈んだ。それ以来の出走となる今回、果たして雪辱を果たす事が出来るのか、注目したい。

　そして、その阪神ジュベナイルFを制し2歳女王の座に輝いたのがレシステンシア（栗東・松下武士厩舎）。当時の時計、1分32秒7は2歳のコースレコードで、これを逃げ切りでマークした点が大いに評価出来た。その時点までの成績は3戦3勝。リアアメリアに替わってこの3歳牝馬クラシック戦線を引っ張っていく馬になるかと思われた。

　ところが前走のチューリップ賞（GII）では阪神ジュベナイルFと同様に逃げたものの捉まって3着。単勝1.4倍の支持を裏切ってしまった。今回は新馬戦以来となる武豊騎手に戻り、再び輝きを取り戻すか。展開のカギを握る1頭でもあり、注意が必要だ。

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