ジェンナーロ・ガッドゥーゾの名言
敵があちこちから湧いてきて地獄にいる気がした。
ジェンナーロ・ガッドゥーゾ(サッカー)
2020/02/19
2004年当時、ミランは黄金期を謳歌していた。そんな彼らが天国から地獄へと突き落とされた試合がある。CL準々決勝、対するはスペインのデポルティボ・ラコルーニャ。ミランがホームでの第1戦を4-1で勝利していたこともあり勝ち抜けは余裕、という見立てが大半だった。しかしデポルは、本拠リアソールで猛然としたプレスを仕掛け、敵陣に殺到。気づけば前半だけで3点を奪い、最終的には4-0のスコアで大逆転を完遂した。攻守の素早い切り替えは現代サッカーを戦ううえで不可欠な要素となっているが、当時の「スーペル・デポル」は闘犬ガッドゥーゾを怖気づかせるほどの迫力を醸していたのだ。
Number767号(2010/11/25)