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リスグラシューにアーモンドアイ。
海外GI馬と凱旋門賞組にある違い。
text by
平松さとしSatoshi Hiramatsu
photograph bySatoshi Hiramatsu
posted2020/01/03 08:00
レーン騎手を背に豪GIコックスプレートを制したリスグラシュー。有馬記念でも特例でコンビは継続、見事に勝利を挙げた。
勝算のあるレースを狙うのも手では。
もちろん、凱旋門賞でもエルコンドルパサーに始まりナカヤマフェスタ、そしてオルフェーヴルが2度も2着に好走した例はある。だから一概に2400メートル路線はまだヨーロッパに追いついていないと言う気はない。
そして、距離だけでなく、好走例に共通する競馬場の形態など、過去多くの遠征馬のお陰もあってある程度の傾向は出ていると言って良いだろう。日本のホースマンにとって、凱旋門賞は大きな目標であり悲願ではあるが、この高き壁を越えられる馬を見出して連れて行くのは容易でないのかもしれない。
より勝算のあるレースを狙っていくのも1つの手である事を改めて気付かせてくれたのが、2019年の海外遠征の結果だったのかもしれない。いや、高くて厚い壁でも挑戦しない限りは越えられないし、そういうレースであるからこそ、挑戦すべきなのではあるが……。