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白熱の全勝対決となった早明戦。
新国立競技場の舞台で再戦なるか。
~ラグビーW杯効果もあり完売~
posted2019/12/19 18:00
text by
大友信彦Nobuhiko Otomo
photograph by
Nobuhiko Otomo
ハーフタイムにスタンドを振り返ると、視界に入ったほとんどの人が、何とも幸せそうな笑みを浮かべていた。
12月1日、秩父宮ラグビー場。2万2987人の観衆が見守る中で行われたのは、関東大学ラグビー伝統の早明戦だった。昨季は明大が大学選手権で22季ぶりの優勝を飾ったが、対抗戦では早大に敗れ、1998年以来の単独優勝を逃していた。早大も、対抗戦の単独優勝からは2010年度を最後に遠ざかっていた。そんな名門両校だが、今季は明大が爆勝を連ね、早大は接戦を拾い、ともに無傷で伝統の一戦にたどり着いた。互いに全勝で最終決戦を迎えるのは実に25年ぶり。明大の田中澄憲監督が1年生の時以来だった。