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レアル久保建英のデビュー戦は?
開幕前に示したい“近い未来”。
text by
細江克弥Katsuya Hosoe
photograph byAFLO
posted2019/07/18 17:00
現地メディアにも取り上げられることが増えてきた久保建英。出場予定のICC(7月21日~)で可能性を示すことができるか。
“近い未来”をイメージさせることができるか。
ラ・リーガでバルセロナに19ポイント差をつけられての3位、UEFAチャンピオンズリーグはベスト16に終わったレアル・マドリーにとって、昨シーズンは“最悪の1年”だった。
迎える新シーズンへの意欲は並々ならぬものがあり、既にフランクフルトからFWルカ・ヨビッチ、チェルシーからMFアザール、リヨンからDFフェルラン・メンディと即戦力を加えている。
カスティージャに所属する久保は彼らと同等ではないが、左サイドならアザールや同じ19歳のビニシウス・ジュニオール、またはマリアーノ・ディアス。右サイドなら創造性のマルコ・アセンシオ、献身性と確実性のルーカス・バスケス、さらに実績のギャレス・ベイルらとの勝負となるサイドの戦場で存在感を残し、ヒエラルキーを覆すことができるか。あるいは、指揮官に“近い将来”をイメージさせる印象を残すことができるか。
レアル・マドリーのユニフォームを身にまとって3試合のピッチに立つ久保の姿は、世界から大きな注目を集めるだろう。その動向を日本で見守るファンにも、ICCを完全中継するDAZN(ダゾーン)で“レアル・マドリーの久保建英”をチェックしてほしい。