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ベルトと旅立った青木篤志の、
圧倒的なセンスとプロレス愛。
~稀有な人材を襲った交通事故~

posted2019/07/10 15:00

 
ベルトと旅立った青木篤志の、圧倒的なセンスとプロレス愛。~稀有な人材を襲った交通事故~<Number Web> photograph by AFLO

5月20日、通算4度目の世界ジュニア王座に就いた際の青木。このほか3度のアジアタッグ王座ベルトも巻いた。

text by

門馬忠雄

門馬忠雄Tadao Monma

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AFLO

 老舗団体、全日本プロレスが得難い人材を失った。6月3日夜、都内で交通事故死した世界ジュニアヘビー級王者・青木篤志選手(享年41)のことだ。

 青木選手は3日午後10時半ごろ、千代田区内の首都高速都心環状線外回りをバイクで走行中、右カーブになっていたトンネル出口手前の側壁に衝突。約1時間後、搬送先の病院で死亡が確認された。月1回のインターネット番組、ニコニコ生放送『青木篤志の毒演会』に出演するため、同区内のスタジオに向かう途中だったようだ。

 シャープな動きで好きなタイプだった。筆者がひそかに応援していた選手の1人だ。彼は横浜市内にある合宿所兼道場の道場長として、若い選手を束ね指導する立場にあった。

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