月刊スポーツ新聞時評BACK NUMBER
ノムさんがボヤキ、エモやんが叱る。
阪神の「矢野ガッツ」が謎の論争に。
text by
プチ鹿島Petit Kashima
photograph byKyodo News
posted2019/06/30 08:00
ベンチも一体となって喜びを共有する今季の阪神。選手にも浸透する「矢野ガッツ」は、清水ヘッドコーチ(中央)の提案で導入された。
矢野監督は怒りも、泣きもする。
しかも、矢野監督はただニコニコしているわけでもない。
『矢野 大山は論外 怠慢走塁にブチッ』(6月16日)
『矢野 公開説教 怒っカーン!木浪消極走塁に』(6月21日)
デイリースポーツの一面だが、選手が信じられないミスをすると怒っている。
そしてこちらも。
『原口涙のサヨナラに 矢野が一番泣いた』(日刊スポーツ6月10日)
大腸がんから復帰した原口のサヨナラヒットに矢野監督が一番泣いた。「選手を語るほど感情ほとばしり」と記事は伝える。エモやん、いや、エモい。各スポーツ紙にも矢野キャラが浸透しつつある。
阪神の新監督、いいじゃないですか。