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宝塚記念に登場する「最強の1勝馬」。
2着7回のエタリオウが今度こそ?
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byYuji Takahashi
posted2019/06/22 08:30
エタリオウのシルバーコレクターぶりは父譲りなのだろうか。長じて大きなレースを勝つところまで似るのだろうか。
素質馬が集う2歳新馬戦も同日に。
また、この日の阪神競馬には別の楽しみもある。
第5レース、芝外回り1800mで行われる2歳新馬戦だ。
5戦4勝、その4勝すべてが圧勝でありながら屈腱炎のため引退した「幻の名馬」シルバーステートの半弟シルヴェリオと、管理する佐々木晶三調教師が早くから期待をかけていたキズナ産駒のリメンバーメモリーが激突するのだ。それぞれの鞍上はクリストフ・ルメールと武豊。
宝塚記念の日に阪神芝外回り1800mで行われる新馬戦は素質馬が揃うことで知られており、'17年は2歳王者となるダノンプレミアム、'15年はエアグルーヴの孫という良血のポルトフォイユ、'14年は次走の紫菊賞も勝つティルナノーグが勝っている。
のちに「伝説の新馬戦」と呼ばれる一戦となるか、こちらも注目だ。