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「令和の大誤審」再発防止へ。
一刻も早い新システム導入を。
~せめてゴール判定だけでも~

posted2019/05/31 15:00

 
「令和の大誤審」再発防止へ。一刻も早い新システム導入を。~せめてゴール判定だけでも~<Number Web> photograph by KYODO

ノーゴール判定に抗議する湘南の選手たち。山本雄大主審(中央)らには、公式戦割り当て停止措置がとられた。

text by

北條聡

北條聡Satoshi Hojo

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KYODO

 お金を工面できるなら、最優先で導入していただきたい。ゴール判定に使われる電子補助システム(総称『ゴールライン・テクノロジー』=GLT)のことだ。

 5月17日のJ1リーグ第12節の浦和レッズ対湘南ベルマーレで救いがたい「誤審」があった。明らかにゴールインした湘南の得点が認められなかったのである。

 杉岡大暉のシュートが右ポストに当たってゴールラインを越えたあと、逆サイドネットの外側にあった飲水用のペットボトルに当たってゴールの外へ。この思わぬ「はね返り」が誤審の引き金だったか。

 湘南側の猛抗議で試合は約7分間中断している。結果的に湘南が3-2で劇的な逆転勝ちを収め、苦境をはね返す見事なファイトに称賛が集まったが、それで誤審問題が消えるわけではない。事実、今季のJ1では誤審による幻の得点がほかにも複数あるのだ。

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