球道雑記BACK NUMBER
北大医学部のち、独立リーグ人生。
新潟・三木田龍元はプロを諦めない。
text by
永田遼太郎Ryotaro Nagata
photograph byRyotaro Nagata
posted2019/04/06 08:00
“インテリ左腕”として注目を集めた三木田龍元。プロ入りを目指し、フォーム改造などに着手した。
トレーニングも見直し。
このオフは札幌市内に住むトレーナーから週1回、様々なアドバイスを受ける形で、ピッチングフォームの修正、トレーニング方法の見直しなどにも取り組んだ。
「体を大きくする、筋肉を大きくするという土台のトレーニングはもちろん大切です。だけど、その鍛えた筋肉を上手く扱える技術、鍛え方をすることが前年度はできなかったように思いました。
その反省が自分の中にあったので、今年は野球に繋がるトレーニング。重量にこだわらないで、スピードを意識したトレーニングだったり、ただ、パワーをつけるのではなく、ピッチングに必要な爆発系とか柔軟性を意識したトレーニングをするように心がけました。自分はピッチングフォームがあまりきれいな方ではないので、その辺りもトレーナーの方に見てもらいながら、このオフは取り組んできましたね」
練習内容はSNSにアップ。
その日、行った練習内容はメモ代わりとしてSNSなどにもアップしている。
「自分自身でも色々と研究をしているのもありますし、たとえばSNSにあげると色んな立場の方がコメントをしてくれたりするので、それも全部ではないですけど参考にさせてもらっています。お世話になっているトレーナーの方にもオフの間は週1回、セルフケアを教えてもらったり、フォームのことを色々と見てもらったり、今までよりは体の使い方が良い方向に変わっているのでそれも良かったかなと思っています」
その成果は日々のキャッチボールやピッチングなどでも感じている。
この3月はオープン戦5試合に登板したが、初戦のJFAM戦以外は中継ぎで全て無失点。自分の状態に手応えも感じている。