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必要なのは今野泰幸の“勝たせる力”。
開幕戦を3度見返した高宇洋の誓い。
text by
下薗昌記Masaki Shimozono
photograph byJ.LEAGUE
posted2019/02/28 08:00
攻撃的と守備的、2つのボランチ像を掲げるガンバで今野泰幸の後を期待されている高宇洋。
今野の代わりは高にしかできない。
今季は遠藤と今野を基本軸に、矢島と高がバックアッパーとして控えるガンバ大阪のボランチ陣だが、開幕戦では後半から高に代わって倉田秋が起用された。タイプの異なる5人をいかに組み合わせるかという作業が宮本監督を待っている。
もっとも、今野不在時に似た役回りをこなせるのは高のみである。「次にいつ試合に出られるか分からないけど、チャンスが来た時にはそれをつかみたい。勝たないと自分のポジションも評価されないのでしっかりと準備しておきたい」
3年目を迎えた若武者の成長がなければ、今野不在に泣いた前任のブラジル人指揮官と同じ悩みを宮本監督は抱え続けることになりそうだ。