スポーツ仕事人BACK NUMBER

佐藤雅幸(スポーツ心理学者)~スポーツの現場で働く“プロ”に直撃!~ 

text by

木崎伸也

木崎伸也Shinya Kizaki

PROFILE

photograph byphotographs by Shinya Kizaki

posted2015/05/26 09:00

佐藤雅幸(スポーツ心理学者)~スポーツの現場で働く“プロ”に直撃!~<Number Web> photograph by photographs by Shinya Kizaki

佐藤雅幸さん。

 心の状態によってパフォーマンスは激変する。心理学者が解き明かす、アスリートの内なる姿とは?

 メンタルトレーニングには主に2種類ある。ひとつ目は、すぐに実施できる即効性のある心理スキル。たとえば緊張を解きたいときに、上半身にぐっと力を入れて数秒保ち、ぱっと緩めて脱力するというものだ。ただし、お手軽な分、効き目が薄れるのも早い。とても重要なスキルだが、使い方を誤ると反動がある。

 それに対して、問題に根本から向き合うのが、考え方そのものを変える方法だ。

 専修大学の佐藤雅幸教授は言う。

「催眠暗示やリラクゼーションを選手に応用すると、驚くほど効果があります。しかし頼りすぎると、必ずリバウンドがある。本質を変えなければ、同じ過ちを繰り返すだけです」

こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。

残り: 1293文字

NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく
NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。

テニスの前後の記事

ページトップ