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キックボクシングブーム再来!? 実力者たちの激闘に沸いた夏。~ブシロードの参入は大衆層の心を動かす転換点となるか~
text by
布施鋼治Koji Fuse
photograph bySusumu Nagao
posted2018/09/11 07:00
『KING OF KNOCK OUT 初代スーパーライト級王座トーナメント』決勝で接戦を演じた不可思(左)と秀樹。
クライマックスは4Rに訪れた。秀樹が左をクリーンヒットさせると、不可思の身体がグラッと揺れる。勝負あったかに思えたが、その直後不可思はパンチの連打で逆にダウンを奪う。不可思vs.秀樹による『KING OF KNOCK OUT 初代スーパーライト級王座トーナメント』決勝戦(8月19日・東京)は期待に違わぬ激闘になった。
“キックの鬼”沢村忠を軸に一大ブームを巻き起こしてから半世紀、キックボクシングが活況を取り戻しつつある。K-1との違いは3分5Rへのこだわりと、ヒジ打ちや攻撃を伴った首相撲からの攻撃を認めている点だ。