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四大陸での銅メダルを自信に、五輪に挑む異色の北朝鮮ペア。~アメリカ代表とリンクで協力する、という国際派な面も~
text by
野口美惠Yoshie Noguchi
photograph byKYODO
posted2018/02/15 08:00
四大陸選手権のフリーでリフトを決めるリョム・テオク(上)、キム・ジュシク組。五輪でも上位に食い込めるか。
北朝鮮選手の平昌オリンピック参加が注目されるなか、フィギュアスケートペアのリョム・テオク&キム・ジュシク組が、1月の四大陸選手権で銅メダルを獲得した。北朝鮮の新星は、いかなるペアなのか。
リョムは19歳、キムは25歳で、2人とも平壌出身。'15年にペアを結成すると一気に実力を伸ばし、国際大会にデビューした。平壌市内の「凱旋門青年スケートクラブ」で3時間の氷上練習と、さらに陸上トレーニングを行う。昨夏は「私達の演技力の向上のためにはカナダでの練習が必要」(リョム)と、モントリオールでの合宿を決行。髙橋成美のプログラムを長年手がけていたことでも知られるカナダの人気振付師にプログラムを依頼し、ショートプログラムにビートルズ、フリーはシャンソンとお洒落なナンバーを揃えた。