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みんなが好きだったF1へ。ナンバー流改革私案を提言。~かん高いエキゾースト・ノートをファンは求めている?~ 

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今宮純

今宮純Jun Imamiya

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posted2018/02/14 16:00

みんなが好きだったF1へ。ナンバー流改革私案を提言。~かん高いエキゾースト・ノートをファンは求めている?~<Number Web> photograph by AFLO

DRS装置で一時的に加速してのオーバーテイクよりも、ドライバー同士の技術の競い合いこそが求められている。

 結論から言おう。何よりもF1はその初心を大切に「ドライバーズ・チャンピオンシップ」という主旨を前面に打ち出すべきだ。ファンはメーカーの“エンジン(PU)選手権”を見たいのではない。それはWECやフォーミュラEでやっていただこう。

 本来グランプリ・マシンは類稀なレーサーだけが操縦可能な、一般車とはかけ離れた戦闘目的のものだった。2万回転で奏でられるNAエンジンのソプラノ・サウンド、1500馬力を発生するターボ・パワー。それを駆使してドライバーが優劣を競う。いかに近未来の車が自動運転化、電動化しようと、F1がその潮流に追従するのは主旨と異なるのではないか。2021年以降の新エンジン導入が議論される今、世界中のファンは「かん高いエキゾースト・ノートを」と求めている。

こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
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