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弱小球団だったアストロズが、4年で“世界一”に輝くまで。~データ全盛の中、現場の情熱も尊重した姿勢~ 

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四竈衛

四竈衛Mamoru Shikama

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posted2017/12/05 16:00

弱小球団だったアストロズが、4年で“世界一”に輝くまで。~データ全盛の中、現場の情熱も尊重した姿勢~<Number Web> photograph by KYODO

ワールドシリーズ5本塁打でMVPのスプリンガーは「4試合連続本塁打」「8長打」「29塁打」の新記録を樹立した。

 2017年のメジャーリーグは、アストロズが球団創設56年目で初の世界一に到達し、幕を下ろした。メジャー最高打率を残した強力打線を看板にする一方、ダラス・カイケル、シーズン途中に補強したジャスティン・バーランダーの先発2本柱を中心に、ワールドシリーズ第7戦でドジャースを退けて頂点に立った。テクノロジーの進化に伴うデータの有効利用だけでなく、多岐にわたるチーム力の底上げが結実した結果だった。


 '05年、初めてワールドシリーズに進出しながら、ホワイトソックスに4連敗を喫したアストロズに待っていたのは、長い低迷期だった。'11年からは3年連続で年間100敗以上を喫し、弱小球団のレッテルが定着した。

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