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第3世代の旗手・永田裕志が、
最後のG1で見せた涙と敬礼。
~天山、小島ら「第3世代」のリーダーだった~
text by
門馬忠雄Tadao Monma
photograph byEssei Hara
posted2017/09/04 10:30
最後のG1を終えた永田は「挑戦は終わらないです。この結果が自分にとって、悔しさとかエネルギーになる」。
8月13日、新日本プロレスの東京・両国国技館大会。G1クライマックス優勝決定戦は、終わってみれば“制御不能の男”内藤哲也がケニー・オメガを破って、2連覇を阻止。4年ぶり2度目の栄冠をものにした。
さて、オカダ・カズチカ、内藤、オメガの3強に次いで公式戦(全19大会)の中心として会場を盛り上げたのは、49歳の元IWGPヘビー級王者・永田裕志だった。
19年連続、19回出場の永田は、大会開幕前に「今年のG1を最後に完全燃焼したい」とG1卒業を宣言したことから、人気が再燃。どこの会場でも敬礼ポーズのパフォーマンスが大受けだったのだ。