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“先発失格”だったマエケン。復活のカギは新球にあった。~カットボールと、初回の乗り切り方~ 

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四竈衛

四竈衛Mamoru Shikama

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photograph byYukihito Taguchi

posted2017/08/03 08:00

“先発失格”だったマエケン。復活のカギは新球にあった。~カットボールと、初回の乗り切り方~<Number Web> photograph by Yukihito Taguchi

昨季までは決め球であるスライダーを柱に、フォーシーム、ツーシーム、カーブ、チェンジアップを投じていた。

 ドジャース前田健太にとって、試練となる後半戦がスタートした。デビューイヤーで16勝をマークし、迎えた2年目の今季。春季キャンプの時点では、「先発3本柱」の一角としての立場は安泰かと思われていた。ところが、開幕後は不安定な投球が続いた。5月終了時で4勝2敗と、白星こそ先行したものの、防御率は5.21。先発投手に期待されるクオリティスタート(6回以上、自責点3以内)はわずか2試合だけだった。その結果、6月には中継ぎに配置転換された時期もあった。その後の先発機会に好投したことで、後半戦は先発スタートとなったものの、その立場が確約されたわけではない。

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