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平昌五輪の「2枠」を争う、真央に憧れた後輩たち。~「めざせ真央ちゃん」の目標を失って~
text by
野口美惠Yoshie Noguchi
photograph byAsami Enomoto
posted2017/05/05 17:00
'16年12月の全日本選手権は宮原、樋口、三原が表彰台に。本田や本郷も加わり、激しい五輪代表争いが予想される。
「めざせ真央ちゃん」は、日本女子スケーターの合い言葉だった。技術も演技も、愛らしさもスタイルも、全ては浅田真央から学んだ。しかし彼女達の次なる標語は「めざせ平昌五輪」。そのレースは「浅田から何を受け継いだのか」がキーワードになりそうだ。
まず世界ランキング2位の宮原が、日本の筆頭エース。「コーチが制しても練習をやめない努力家」という点で、浅田のストイックさをそのまま継承している。左股関節の疲労骨折を回復させるためにも、練習量と休養のバランスをどう取るかが注目される。
'16年全日本選手権2位の樋口新葉は、'13年の全日本選手権で、フラワーガールとして憧れの浅田の花束を拾った。浅田と共に出場した'16年フランス杯では、「綺麗な演技を吸収したい」と、手先の使い方を見て研究。また今年4月には練習でトリプルアクセルを成功し、浅田の後継者の道を着実に歩んでいる。