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リオで実感した五輪の価値と、4年後
への希望。~日本代表コーチ・丸山茂樹
の提案~
text by
丸山茂樹Shigeki Maruyama
photograph byAFLO
posted2016/09/18 17:00
日本勢は、男子の池田が21位タイ、片山が54位。女子は野村が4位タイ、大山志保が42位。
日本代表ヘッドコーチという立場で、リオ五輪を経験させてもらった。112年ぶりにゴルフが復活した大会を終えた今、真っ先に思うのは、4年後の東京では多くの人が見にきて、さらに盛り上がるだろうということだ。今回は辞退者の続出や、治安など不安もあったが、やはり、五輪の雰囲気は特別だった。
百戦練磨の片山晋呉がスタート前に「緊張して、フワフワするんです」と言っていた。池田勇太が最終日、6位タイまで上がった時には「勇太が表彰台に上がったら、どんな顔するんだろう」と興奮した。女子の野村敏京が最終日、一時、3位に並んだ瞬間には「歴史的なことが起こるかもしれない」と、リーダーズボードを写真に撮ったほどだ。男子で優勝したジャスティン・ローズ(イギリス)、銀メダルのヘンリック・ステンソン(スウェーデン)からは「ここに賭けていた」という気持ちが伝わってきた。大会後、今回、出場しなかった選手は後悔しているだろうな、と思った。