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耐えて咲いた、宮里優作という才能。~丸山茂樹「奥歯をギシギシ削りながら、本音を噛み殺しながら……」~ 

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丸山茂樹

丸山茂樹Shigeki Maruyama

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posted2017/12/30 07:00

耐えて咲いた、宮里優作という才能。~丸山茂樹「奥歯をギシギシ削りながら、本音を噛み殺しながら……」~<Number Web> photograph by KYODO

賞金ランク2位で迎えた最終戦。逆転賞金王には優勝しかないという状況での圧勝だった。

 宮里優作が賞金王になって、今年の男子ツアーが幕を閉じましたが、ようやく本当の優作の姿が表れたかなという感じがしました。優勝して逆転賞金王を決めた最終戦の日本シリーズJTカップでも全く隙がなかった。3日目も、首位でスタートした4日目もノーボギー。安全にやろうとするほど逆球が出るのがゴルフで、普通はそれをアプローチなどでカバーしていくんですが、優作の場合、危険な方に打つことさえなかった。強かったです。

 彼が高校生の時に初めて一緒にゴルフをしたんですけど、その時からすごい逸材でした。特にショットに関しては全く問題がなかったんで、プロに入ってきてからも、すごい選手になるだろうなと思って見ていたら、なぜか、その力を優勝に結び付けられなかった。みんなが言っていましたよ。「なんで優作が勝てないの? ゴルフ界の七不思議の1つだ」って。素質で言えば、宮里家でナンバーワンだと思いますよ。藍ちゃん以上の素質なのに、それを出し切れないのはなぜか……。みんな不思議に思っていたんです。

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ゴルフの前後のコラム

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