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箱根駅伝に現れる正論と人情の距離。
~チームのための自己犠牲はどこまで
正当化されるか~

posted2019/01/19 06:00

 
箱根駅伝に現れる正論と人情の距離。~チームのための自己犠牲はどこまで正当化されるか~<Number Web> photograph by Takeshi Nishimoto

懸命にタスキをつなぐ新井(左)。大東大は総合19位、東海大が青学大の5連覇を阻む総合初優勝。

text by

藤島大

藤島大Dai Fujishima

PROFILE

photograph by

Takeshi Nishimoto

 もし自分が大学入学試験の小論文の問題づくりを担ったら。すぐに頭に浮かぶ題材は「箱根駅伝」である。

 まず簡潔な英文で「日本においてのみ人気の種目となった駅伝の特質」や「箱根駅伝の歴史および社会的な注目の質、出場者の名誉や心情」について読んでもらう。

 ついで以下の問いを日本語で。

「2019年に行われた箱根駅伝で、あるランナーが1区のスタート直後に左足を捻挫、その足を引きずり苦痛にあえぎながら約21kmを走りました。監督は棄権の指示をせず、最下位でのゴール後には歩行もできずに病院へ運ばれました。最終学年の4年生である当該選手は社会人でも競技を続けることが決まっていました。このことについて正否の両面を検討した上で自由に論じなさい」

この記事は雑誌『Number』の掲載記事です。
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