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2018年に目立った若手の台頭と、
希薄になる3横綱の存在感。
~武蔵川親方は「僕だったら引退するよ」~

posted2018/12/22 17:00

 
2018年に目立った若手の台頭と、希薄になる3横綱の存在感。~武蔵川親方は「僕だったら引退するよ」~<Number Web> photograph by KYODO

連敗した九州場所の支度部屋で報道陣に囲まれる稀勢の里。横綱勢の休場が続き、59勝の栃ノ心が年間最多勝に。

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佐藤祥子

佐藤祥子Shoko Sato

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KYODO

 平成最後となる、この1年間の大相撲を振り返ってみる。土俵上では熱戦が続くも、土俵外の話題に振り回された1年でもあった。2017年11月に発覚した元横綱日馬富士による貴ノ岩への暴行事件の処分等をひきずりながら、1月の初場所では栃ノ心が初優勝。5月場所後には大関昇進を決めた。7月の名古屋場所では関脇・御嶽海が初優勝し、初の大関取りに挑んだ。

 1年納めの11月九州場所では、22歳の新鋭、小結・貴景勝が初優勝し話題を呼ぶ。師匠だった元横綱貴乃花が突然に退職し、部屋を転属した直後の快挙。周囲の雑音を吹き飛ばすかのような優勝は、喝采を浴びたものだった。だが喜びに浸るのもつかのま、かつての被害者であった兄弟子の貴ノ岩が12月に暴行事件の加害者となり、電撃引退。相も変わらず、なにかとメディアを騒がせる相撲界だった。

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