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篠山紀信が語る大谷翔平撮影秘話。
「大谷は天から舞い降りた鶴のよう」
text by
涌井健策(Number編集部)Kensaku Wakui
photograph byWataru Sato
posted2018/12/20 17:30
Number968・969号の表紙を手にする篠山紀信さん。楽しそうに撮影を振り返ってくれた。
少し違った写真を撮れるかも。
篠山さんといえば宮沢りえ『Santa Fe』など女優やアイドルの写真集、そして歌舞伎役者の写真のイメージが強いが、現役引退直前の憂いの濃い長嶋茂雄やソチ五輪前の羽生結弦などを撮影。さらに1996年のアトランタ五輪では、スポーツ新聞の特派員として大会に密着するなどスポーツとの接点も意外と多い。
グラウンドでプレーする大谷選手にも興味があるか、と問うと、「スタジアムで撮るのは専門の人がいるから」と言いつつも、「ぼくは他の人と見るところが違うから、ちょっと違った写真が撮れるかもね」と含みを持たせる答えが返ってきた。
エンゼルスのユニフォーム姿の大谷を激写――なんていうことも今後、あるかもしれない。
大谷翔平と篠山紀信。平成30年が終わろうとする今、時代の空気を纏うアスリートと、時代を切り取る写真家の感性が出会って生み出された誌面を、ぜひ手にとってみてほしい。