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J新卒の年俸上限460万円は適正か?
流経大・小池裕太の例から考える。 

text by

杉園昌之

杉園昌之Masayuki Sugizono

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photograph byReiko Iijima/JUFA Kanto

posted2018/09/29 17:00

J新卒の年俸上限460万円は適正か?流経大・小池裕太の例から考える。<Number Web> photograph by Reiko Iijima/JUFA Kanto

Jリーグの順位ごとの賞金も上がっている。小池裕太のような選手に460万円しか提示できないままでは、海外クラブへの直接加入は増えるだろう。

森保Jの初招集メンバーには大卒者が9人。

 今年9月、森保一監督の下に招集されたA代表のメンバーには大卒出身者が9人も名を連ねていた。

 小林悠(拓殖大)、伊東純也(神奈川大)、佐々木翔(神奈川大)、守田英正(流通経済大)、東口順昭(新潟経営大)、車屋紳太郎(筑波大)、室屋成(明治大)、天野純(順天堂大)、シュミット・ダニエル(中央大)

 この中で、大学入学前に年代別代表に招集された経験を持つのは室屋のみ。大卒選手はJリーグで多くの経験を積み、成長していることを差し引いても、「この事実をいま一度、検証したほうがいい」と中野監督は言葉に力を込める。

 Jリーグが過渡期を迎えるなか、大学での育成、大卒選手の価値は、適正に評価されているのだろうか。

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