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「2番・大谷翔平」はチームの柱の証。
では巨人「3番・岡本和真」の意味は?

posted2018/05/18 14:15

 
「2番・大谷翔平」はチームの柱の証。では巨人「3番・岡本和真」の意味は?<Number Web> photograph by Kyodo News

ホームラン後、中井大介と坂本勇人に迎えられる岡本和真。チャンスに強い男は、今季巨人のキープレイヤーとなった。

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鷲田康

鷲田康Yasushi Washida

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「8番」から始まって「7番」→「6番」→「4番」→「5番」ときて「2番」。ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手が打者で出場した試合の打順の推移だ。

 開幕当初はオープン戦の不振もあって「8番・指名打者」と様子見の打順でのスタートだった。ところが本拠地デビュー戦からの3戦連発など、打者としての力を見せつけることで打順はどんどん上位へ。現地時間4月22日(日本時間同23日)のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦では「4番」にも座った。

 もちろんメジャー1年目の23歳が「4番」に抜擢されたのは、只事ならないものではある。しかしその一方でかつてニューヨーク・ヤンキースの4番を務めた松井秀喜さんが「メジャーの4番は4番目の打者という意味合いが強い」と語っていたように、現代メジャーの打順評価からすると「4番打者」には日本ほどの重みがないのも事実である。統計学的には打率のいい打者から順番に並べるのが一番効率的なオーダー編成とも言われている。

 そこでいまのメジャーでは本当のチームの実力者が座る打順は「2番」と「3番」と言われているからだった。

大谷が「チームの柱」と認知されたオーダー。

 そういう意味では5月15、16日のヒューストン・アストロズ戦で「2番」に抜擢された意義は大きい。

 1番候補のイアン・キンズラー、ザック・コザート両内野手の不振から、マイク・ソーシア監督は不動の2番打者だったチームの顔、マイク・トラウト外野手を1番に起用する大胆なテコ入れを行った。その決断の背景には「2番」を任せられる大谷の存在があったからで、まさに大谷がチームの柱と認知されたオーダーでもあったわけだ。

 そこで思ったのが5月11日と12日の中日戦で組まれた巨人のオーダーである。

 この2試合で巨人・高橋由伸監督は、売り出し中の岡本和真内野手を初めて「3番」に抜擢したのだ。

【次ページ】 岡本が好調だから3番に置いたのではない!?

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