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陸上・多田修平が語る100m観戦術。
「中盤の加速を見てほしいですね」。
text by
別府響(文藝春秋)Hibiki Beppu
photograph byHideki Sugiyama
posted2018/05/21 10:00
9秒台とメダルへ、まだまだ伸びていく。
――それにしても少し前は日本人選手が100mで世界と互角に戦うなんて考えられないと言われていました。多田選手はじめ、最近の日本人選手の活躍は本当に目覚ましいですね。
日本人は9秒台は出せないという話を言われ続けてきたんですけど、桐生さんが9秒台を出したことによって、日本人でも9秒台が出せるということを証明してくれました。それに続いていきたいですね。僕、まだたくさん課題があるんですよ。自分でいうのもなんですけど、まだまだ伸びていくとは思っているんで。
特に実際に桐生さんが9秒台を出したレースで一緒に走れたのはすごく大きな財産になっていると思います。とにかく悔しかったので! そういう経験をできたのはすごく貴重な経験だと思うので、その悔しさをバネに練習を頑張りたいと思います。
2019年にはまた世界選手権があります。そこでの目標は、100mでのファイナリスト。そして、最終的に東京五輪では個人でメダル獲得まで行けたらいいなと思っています。やっぱりファンの人に一番見てほしいのは、表彰台での姿ですから。
多田 修平(ただ しゅうへい)
1996年6月24日、大阪府生まれ。中学時代から陸上競技をはじめ、関西学院大学に進学後にブレイク。昨年の世界陸上では4×100mリレーの1走を務め、銅メダル獲得。176cm、68kg。
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