服部勇馬の名言
東京五輪が決まったことが大きかったですね。本番まで、あと5年しかない。自分の一番輝ける舞台でメダルを狙おうと思ったら、実業団でマラソンを始めたのでは絶対に遅いですよね。
服部勇馬(陸上)
箱根駅伝では東洋大学のエースとして知られた服部勇馬は、3年生の時に東京マラソンに初出場した。箱根駅伝に目標を置く、在学中の学生トップ選手が主要マラソンに出場するケースは少なかったが、服部はその先の東京五輪を見据えていたのだ。「僕も最初は『東洋大で箱根を走りたい』という思いでした。でも上級生になって『自分はなぜ陸上をやっているのか?』と考えると、最終的には個人でやっていくことになる。だんだんと“箱根は世界への通過点”という形で捉えるように変わっていきました」。同じ東洋大出身の設楽悠太がマラソンの日本記録を更新したことでもわかるように、箱根で燃え尽きることが多かった日本の長距離ランナーは変わりつつある。
Number872号(2015/02/19)
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