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タッグ世界一への挑戦が始まった。
飯伏幸太とケニー・オメガの野望。
posted2018/02/26 17:00
text by
原悦生Essei Hara
photograph by
Essei Hara
「ゴールデン☆ラヴァーズ」そう呼ばれたタッグチームが3年4カ月ぶりに復活した。
2月24日、後楽園ホール。
アメリカのROHと新日本プロレスの合同興行のメインイベントで、飯伏幸太とケニー・オメガはついにタッグを再結成、Codyとマーティー・スカル組と対戦して勝利した。
ゴールデン☆ラヴァーズは互いをたたえて復活を確認するようにオメガから口を開いた。
「飯伏、これがオレたちの望んでいたスタートだよね。ゴールデン☆ラヴァーズ、ミスはあったけど勝てた。飯伏さん、ありがとう」
「僕とケニーのゴールデン☆ラヴァーズが、世界最高だというのを見せたい。証明したい。(出来は)まだまだ、試し運転というか。これから、もっともっと良くなると思います」と飯伏も実感を語った。
「ベルト」と「世界を変える」、2つの未来。
「3年半ぶりとは思えない感覚です。それはケニーが上手いっていうのもあるし、自分が別のところで成長してきたっていうのもある。今夜は全然、違和感なくできたんじゃないかな。
(この先)いろいろタイトルマッチとかもあるだろうし、最終的にはIWGPヘビーのタッグのベルトを取りたい。それまでにも、各自なにか取るものがあると思うので、それを達成しつつ、タッグのベルトも取りたい」
ケニーはちょっと違う。
「正直、ベルトとか関係なく、2人で本当の世界のベストを証明して見せたい。ベルトを持つか、持たないかは関係ないです。世界を変えてみせますよ。
新しい連携技とか、今日出しましたから、それは楽しかった。もちろん、100パーセント完璧ではなかったけど、これからです。(2人で)練習してないのにできたしね」