スポーツ・インテリジェンス原論BACK NUMBER

韓国に1敗をつけた日本の戦い方。
女子カーリング、“電撃戦”対策は? 

text by

生島淳

生島淳Jun Ikushima

PROFILE

photograph byNaoya Sanuki/JMPA

posted2018/02/23 11:50

韓国に1敗をつけた日本の戦い方。女子カーリング、“電撃戦”対策は?<Number Web> photograph by Naoya Sanuki/JMPA

韓国との準決勝、勝負の最後を決めるのはスキップ藤澤五月の一投になるはずだ。

LS北見はプレッシャーに強いと評判。

 反対に日本はドローの状況を減らしていくのがポイントになるが、LS北見には、ひとつ頼もしい面がある。

 メンタリティだ。

 国内のライバルチームからは、

「ロコ(LS北見)は、どんな大きな試合だったとしても、あまりプレッシャーを感じずにのびのびとプレーできる強みがあります」

と見られている。

 勝てば決勝進出、メダルが確定するだけにプレッシャーがかかって当然だろうが、普段通りにショットを決めることが出来るか、スウィーピングで気負わずに「掃きすぎない」ようにすれば、混戦に持ち込むことが出来るだろう。

 予選リーグ最終戦のスイス戦では、若さ故のナイーブな面も顔をのぞかせていた。それもまた、このチームの魅力だが、どうか準決勝の韓国戦、完全アウェイの雰囲気のなかで、伸び伸びと戦って欲しいと思う。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

BACK 1 2 3
鈴木夕湖
吉田知那美
藤澤五月
平昌五輪
オリンピック・パラリンピック

冬季スポーツの前後の記事

ページトップ