バレーボールPRESSBACK NUMBER
10年以上止まっていた改革が再始動。
プロ・企業共存のバレー新リーグ!
text by
市川忍Shinobu Ichikawa
photograph byNIKKAN SPORTS
posted2018/01/26 08:00
新リーグの名称と新ロゴマークの発表記者会見には清水邦広ら選手たちも出席した。
10年以上進まなかった改革が動き出した!
プロ契約選手としてプレーするパナソニックパンサーズの清水邦広は言う。
「僕は自分がプロ契約をしたことを後悔していません。ただ、同じチームのクビアク(ミハウ・ヤロスワフ)も言っていたのですが、企業採用の中でこうしてトップリーグでバレーボールができて、選手生命を終えたら企業に戻れる企業スポーツは海外にはあまりないシステムです。
そのいいところと、プロのいいところを合わせて、どちらにとってもプラスになるリーグができればいいと僕は思っています。いろいろな意見があるとは思いますが、デメリットよりも、まずはメリットに目を向けていきたい」
もちろん、まだ多くの課題は残されている。しかし特筆すべきは2003-2004シーズンに初めてホームゲーム方式が採用されて以来、10年以上、全く進まなかった改革がようやく具体的に動き出したという点だ。
プロにとっても企業にとっても、ともに発展できるリーグの実現は可能なのだろうか。引き続き動向を注視したい。