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新人王・源田壮亮は2年目もブレない。
あれだけ上手くても「守備の強化」。
posted2018/01/12 11:30
text by
市川忍Shinobu Ichikawa
photograph by
AFLO
監督就任2年目を迎える埼玉西武ライオンズの辻発彦監督は、2018年の幕開けをファンとともに過ごした。
1月2日、西武百貨店所沢店でのトークショーに出演した辻監督は、150名のファンを前にこう語った。
「昨年は若い力が育ち、その若い選手たちの気持ちが“勝ちたい”から“絶対に勝つんだ”という風に大きく動いたシーズンでした。選手の競争意識がいい方向に作用した1年だったと思います」
レギュラーシーズン2位へと躍進した要因について聞かれると、真っ先に若い選手の変化を口にした。
監督と選手2名によるトークショーは毎年開催されているのだが、今年は過去最多となる観覧応募が寄せられ、その当選倍率は32倍だったという。昨シーズン2位という成績と、若い選手が数多く活躍したという事実もあって、新シーズンの開幕に向けてすでにファンのボルテージが上がっている証拠だろう。
「僕と金子さんで盗塁王を争えるくらいに」
辻監督とともにトークショーに出演した源田壮亮は言った。
「今年は僕と金子さん(侑司)で盗塁王を争えるくらい、積極的に走っていきたいです。2人で盗塁王を争えれば、それだけチームの盗塁数も上がる。チームにとってはいいことだと思います」
昨年、ルーキーながらリーグ2位となる37個の盗塁を決めた源田の走力は、今年も大きな注目を集めるだろう。