CS限定の打撃成績は、レギュラーシーズンとは全く違う。

ポイント2　打者の実力は「時価」で見極めるべし

　今回、出場する3チームで、打席数上位5人の、CSでの実績を見ていこう。

＜パ・リーグ＞

■ソフトバンク　
今宮健太　.217（69打数15安打1本9点）
中村晃　　.216（51打数11安打1本1点）
松田宣浩　.203（118打数24安打3本6点）
柳田悠岐　.190（63打数12安打2本6点）
A.デスパイネ　.167（24打数4安打3本3点）

■西武
秋山翔吾　.219（32打数7安打0本2点）
源田壮亮　（出場なし）
浅村栄斗　.261（46打数12安打0本5点）
外崎修汰　（出場なし）
中村剛也　.272（81打数22安打7本14点）

■楽天
ウィーラー　（出場なし）
銀次.417　（12打数5安打1本3点）
島内宏明　（出場なし）
ペゲーロ　（出場なし）
アマダー　（出場なし）

　この3チームの実績でもわかるように、レギュラーシーズンを引っ張った選手が、短期決戦でも働くとは言い切れない。

　ソフトバンクでは今季、長期間戦線離脱して最終盤に復帰した内川聖一が.363（91打数33安打2本16打点）、パのCSで40打数以上の打者で打率2位だ（1位はロッテ、福浦和也の.367）。故障上がりではあるが、このベテランをどう使うかがポイントになる。

　西武では中村剛也が勝負強いところを見せているが、CS経験のない山川穂高がキーマンだろう。山川は8月以降に限ればパの三冠王だった。

　楽天は、主力のほとんどがCS経験がない。ただ外国人は短期決戦で大働きすることがある。後半戦に入って生きのいいところを見せたオコエ瑠偉とともに注目だ。

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