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主役は「呼ばれても出てない選手」?
ハリルの選考は何に期待したものか。

posted2017/09/29 12:45

 
主役は「呼ばれても出てない選手」?ハリルの選考は何に期待したものか。<Number Web> photograph by AFLO

インサイドハーフの攻撃的なオプション、そしてプレースキッカーとして小林祐希にかかる期待は大きい。

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二宮寿朗

二宮寿朗Toshio Ninomiya

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NumberWeb担当デスク(以下、デスク)「10月の親善試合(6日ニュージーランド代表戦、豊田スタジアム。10日ハイチ代表戦、日産スタジアム)に臨む日本代表メンバーが発表されたね。もっと新顔が入ってくるかなって思っていたから、ちょっと拍子抜けしたんだけど」

二宮「アジア最終予選が終わって、サバイバルレースの一発目となる試合。メディアにはベルギーのワースラント・ベフェレンで活躍する森岡亮太やセレッソ大阪の山村和也、そして柏レイソルの伊東純也たちが候補として名前が出ていましたからね。ただ、ハリルホジッチ監督からすれば、まずは現有戦力を見極めるぞということだと思いますよ」

デスク「確かにオーストラリア、サウジアラビア戦で出場機会を与えられなかった選手は多い。今回選ばれたメンバーだと東口順昭、中村航輔、槙野智章、酒井高徳、植田直通、香川真司、小林祐希、武藤嘉紀だね」

二宮「出場時間が少なかった杉本健勇、久保裕也を含めて基本的には彼ら中心にチャンスが与えられるんじゃないですかね。命名するなら“下剋上期待選考”でしょうか」

デスク「何、その安倍首相の“国難突破解散”みたいな言い方は。じゃあその下剋上、誰に期待する?」

キッカーとしても、小林の存在は貴重。

二宮「チームの底上げという意味では全員になってきますけど、1人挙げるとするなら小林ですかね。今季もヘーレンフェーンでレギュラーを張り、23日のビレムII戦ではミドルシュートを決めるなど好調。チームも現時点で2位につけており、まさに今ノッている選手です。オランダでプレーの幅を広げていて、トップ下、インサイドハーフ、ボランチとどこでもこなせるというのも強み。その成長ぶりを代表で見たいですね」

デスク「本田圭佑が招集されなかったから、中盤、前線で左利きは彼だけになるね」

二宮「セットプレーのキッカーとしても期待が懸かります。今はキッカーを固定できていない状況ですから、一発ここで結果を残しておくとハリルホジッチ監督の評価もグッと高まるはずです」

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